HOME > デントレ通信vol41

お役立ち情報 vol.41.1


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

皆さんの中に、アレルギー性鼻炎で咳が出たり頭痛のする人はいませんか?
本来、人の免疫反応は感染防御のために働いていますが、過剰な反応を起こしてしまうと花粉症など疾病を引き起こしてしまいます。アレルギー性鼻炎や気管支喘息などはよく耳にしますが、他にどのようなアレルギーがあるでしょう。アレルギーについて調べてみました。
アレルギーには、反応までの時間が短い「即時型」と、24~48時間かかる「遅延型」があります。

アレルギー反応の分類と主な疾患

アレルギーには、遺伝的な要因で現れるアトピー性の皮膚炎(Ⅰ型)、不適合な輸血による輸血反応(Ⅱ型)、血清療法によって生じる血清病(Ⅲ型)、アレルギーの原因となる物に触れると皮膚炎を起こす接触性皮膚炎(Ⅳ型)など様々なものがありますが、口腔内にアレルギー反応が起こることがあります。 

口腔に関するアレルギーのお話

皆さんの中に、よく口内炎ができる人はいませんか?それは、もしかしたら口腔内にある金属がアレルギーの症状の原因かも知れません。
金属アレルギーは、他にも、味覚異常がある、全身または身体の一部に湿疹ができるなどの症状が現れる場合もあります。
もし、お口の中に金属の補綴物ほてつぶつ被せ物かぶせもの)があって、よく口内炎ができる人は、上記のⅣ型アレルギーかもしれません。
お口の中で溶けだした補綴物(被せ物)が、ごくまれにですが金属アレルギーを引き起こすことがあるのです。

金属アレルギーの一般的な治療の流れを調べてみました。
もし、よく口内炎の症状があるなど、気になることがある人は下記を参考にしてみて下さい。
専門外来などお分かりにならない人は、かかりつけの歯科医院へご相談して下さい。

治療は長期戦!

金属アレルギーは、原因が除去されても、かぶれなどの皮膚の炎症症状が無くなるまでには、程度の差はありますが平均1年ほど必要だそうです。そして、原因除去後の治療効果を判断するためには、長い期間の経過観察が必要です。
治療は長期戦になることが考えられます。もし、金属アレルギーの症状が現れた場合には、早めに歯科を受診しましょう。

ページトップへ