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お役立ち情報 vol.45.2


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

歯科衛生士M

みなさんこんにちは、歯科衛生士のMです。
突然ですが、今日、何回笑いましたか?
最近、私がハッとさせられたのは、「子どもは1日400回笑う、大人になると15回に減る」という言葉です。「笑い」について、普段あまり意識していない方は、私を含めて多いのではないのでしょうか。
私は、そもそも「笑い」については深く考えることもありませんでした。
しかしながら、「笑い」にはたくさんの良い効果があることを学ぶ機会がありましたので、今回はそんな身近すぎる「笑い」について少し紹介したいと思います。

「笑いの効果」といわれていること

これまでは、「笑い」ということについて、自分の気持ちを表現したり、他者とのコミュニケーションをとるためのツールという理解をしていましたが、実はそれだけではなく、心や身体にも良い変化をもたらす効果があるそうです。いわゆる「つくり笑い」でも同じような効果が得られるそうですよ。
「笑い」によって得られる効果については、次のようなさまざまなテーマで研究が行われているそうで、一般にも注目されつつあるとのことです。

「笑い」はお口の機能も向上させる!?

また、よく笑うことによって、表情筋も鍛えられるそうです。
これは、歯科の観点で考えても、とても役立つことだと思います。

■ 表情筋とは
表情筋は、頭、耳、眼、鼻、口の周りの5つの筋に分けられます。
特に、口の周囲には多数の表情筋が集まっています。

「食べる機能」と表情筋

表情筋は、顔の表情をつくるとともに、他の周囲の筋と協調して働くことにより、咀嚼(よく噛む)・嚥下(飲み込む)・発話などのお口の機能に関わっています。
「笑い」によって表情筋を鍛えることで、これらの機能を高めることができると期待されているそうです。
咀嚼・嚥下などの機能向上は、「食べることそのもの」の機能向上に繋がるので、とても重要だと思います。 さらに、それは次のような良い効果に繋がっていくと考えられています。

※1 誤嚥…誤って気管に入ること
※2 運動器…身体運動に関わる、骨・筋肉・関節・神経などの総称

「笑い」は、日常生活に簡単に取り入れられるので、無理なくお口の機能を高める良い方法の1つではないでしょうか。

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