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お役立ち情報 vol.29.2


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

前回、妊娠中にお母さんと赤ちゃんの健康な歯のために気をつけていただきたいことをご説明しました。
今回は、出産後に気をつけていただきたいことをご説明します。お母さんも赤ちゃんも健やかに毎日を送っていただきたいですね。

お母さんと赤ちゃん
1.妊娠中のお母さんのお口の中

バランスの良い食生活を心がけましょう。
母乳に悪影響を及ぼすカフェインアルコールニコチンは避けましょう。

2.お腹の中の赤ちゃん(胎児)の歯の状態
つわりの時期のお口のケア
  • ・新生児期を過ぎて授乳のリズムが一定になったら、赤ちゃんの口の中の清潔を保つためにも規則的な授乳にしましょう。
つわりの時期のお口のケア
  • ・強い歯のためにはカルシウムやタンパク質が必要です。
    離乳食が始まったら、これらを多く含む食品を積極的に摂り入れましょう。
  • ・食べ物をよく噛まずにまる飲みしないように、離乳食の量やかたさに気をつけてあげてください。
つわりの時期のお口のケア
  • ・ずっと食事をしていたり、母乳やミルクを飲みながら眠ってしまうとお口の中は汚れたままです。
  • ・離乳食をしっかり食べれるようになったら、できれば寝る前の授乳はやめましょう。特に、上の前歯には汚れがつきやすく、う蝕(むし歯)になる確率が高くなりやすいです。
  • ・1歳を過ぎたら、哺乳ビンや母乳だけでなく、コップで飲む練習を始めましょう。
2.お腹の中の赤ちゃん(胎児)の歯の状態
つわりの時期のお口のケア
  • ・よく噛んで食べるとう蝕(むし歯)を防ぐ働きのある唾液の分泌がさかんになり、脳が刺激され、頭の働きがよくなり、精神も安定します。
つわりの時期のお口のケア
  • ・幼児期の子供にとって、おやつは1日の栄養を補う第4の食事です。
  • ・手作りおやつなら無添加で栄養満点、砂糖の量も減らせます。
つわりの時期のお口のケア

歯みがきをすることはもちろんですが、代替甘味料を使用したり、フッ素を塗ることも効果的です。
カルシウム食物繊維がたくさん含まれる食品を摂ったり、噛みごたえのある食品を摂ることも重要です。 

※デントレ通信vol.9.2「代替甘味料と食品に含まれるフッ素」もご参照ください。

では、赤ちゃんの歯のために離乳期から食べさせていただきたい食品をご紹介します。

お腹の中の赤ちゃんの歯のために食べていただきたい食品
お母さんと赤ちゃんのために

全国歯科衛生士教育協議会監修:最新歯科衛生士教本 歯科予防処置論・歯科保健指導論、
医歯薬出版、2011年

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