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お役立ち情報 vol.31.2

口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

お役立ち情報

知覚過敏のお話

冷たいものを飲食したり、歯ブラシの毛先や風が当たると一時的に歯が痛む(しみる)ことはありませんか?
このような痛みを感じる場合、知覚過敏の疑いがあります。今回は、この知覚過敏のことをお伝えします。

歯科衛生士のイラスト
1.知覚過敏とは?

健康な歯の表面はエナメル質で覆われ、外側からの刺激を遮断する役割を果たしています。
しかし、う蝕(むし歯)以外の原因によりエナメル質が削れて象牙質が出てしまうことがあります。
そうすると冷たい飲食物などの刺激が歯髄に直接伝わるため、一時的に痛みを感じることを知覚過敏といいます。

歯の構造図
2.知覚過敏の原因は何ですか?

エナメル質が削れたり、歯肉が退縮(下がる)ことにより、起こります。

知覚過敏の原因とその説明
3.知覚過敏を予防、治すにはどうしたら良いですか?
  • ・歯磨きは力を入れ過ぎず、小さく、やさしく、丁寧に磨きましょう。
    (歯磨きの方法が正しいか、専門家(歯科医師歯科衛生士さん)に指導を受けましょう。)
  • ・歯ブラシは毛先が柔らか目のものを使用しましょう。
  • ・低研磨剤や研磨剤の入っていない歯磨き剤を選びましょう。
  • ・知覚過敏を抑制する乳酸アルミニウム 硝酸 しょうさん カリウムや歯の質を強くするフッ素が含まれている歯磨き剤、フッ素ジェルを使用することも効果的です。
  • ・歯ぎしりをしている場合は、歯科医院でマウスピースを作ってもらい、就寝時に装着することも効果的です。
  • ・お口の中を健康に保つために、定期的に歯科医院を受診しましょう。
  • 知覚過敏治療薬や高濃度のフッ素を塗布してもらいます。
  • ・レーザー治療を行います。
  • ・削れている部分を詰めてもらいます。
4.知覚過敏の状態をそのままにしておいて大丈夫ですか?

力を入れ、大きく動かす横磨きを続けていると、歯髄に直接刺激が伝わるため、歯髄に炎症(歯髄炎)が起こる場合があります。 この場合、歯髄の治療が必要になります。
また、痛みが生じて歯磨きが困難になると、う蝕(むし歯)や歯周病を誘発します。

歯磨きは正しくしましょう。お口の健康を保つためには歯磨きが大切ですが、間違った方法を続けていると知覚過敏を引 き起こすことがあることをお解かりいただけたと思います。冷たくておいしい物を口にした時に歯がしみるのは辛いですよね。定期的に専門家(歯科医師・歯科衛生士さん)による指導を受けて正しい歯磨きを心がけ、健康なお口を保ちましょう。歯ブラシだけでなくDENTREXを使用し、歯と歯肉の間の汚れを除去していただくことも効果的です。

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