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お役立ち情報 vol.48.2


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

みなさんは、日頃シュガーレスガムを噛んでいますか?
シュガーレスガムが歯に良い働きをすることは、最近ではずいぶんと理解されていますが、選び方や食べ方の以下のポイントを知っておくと役に立ちます。

● お口の中に長くとどまることが大切
一度につき2粒、20分程度を目安に噛むと良いです。
● 配合濃度が高いものを選ぶ
歯科医院で売っているものは、配合濃度が高いのでオススメです。
● むし歯のエサとなる甘味料が入っていないものを選ぶ
● 習慣をつける
続けることにより、お口の中が次第にむし歯になりにくい環境になっていきます。

それでは、シュガーレスガムにはどのような種類があるのか気になりますね。
今回は、代表的な3つの種類の成分について紹介いたします。

むし歯菌に働きかけてむし歯予防!

むし歯菌の数が多く、むし歯になりやすい人には、むし歯の代表菌であるミュータンスレンサ球菌※の量や性質をコントロールする「キシリトール」配合ガムがおすすめです。
※ミュータンスレンサ球菌とは、むし歯の代表で、歯の主成分のカルウシムを溶かしてしまう性質があります。

キシリトールとは?
白樺などから作られた代用甘味料です。

歯質そのものを強くしてむし歯予防!

歯質が弱いことが原因でむし歯になりやすい方には、歯質が溶け出すのを防ぎ、また、溶け出した歯質を修復してくれる働きのある「CPP-ACP」や「Pos-Ca」配合のガムがおすすめです。

CPP-ACPとは?
牛乳タンパク質由来の「カゼインホスホペプチド」と「非結晶リン酸カルシウム」の複合体です。

Pos-Caとは?
じゃがいもでんぷん由来の「リン酸化オリゴ糖カルシウム」です。

引用:
「オーラルヘルスケア事典ーお口の健康を守るためにー」
P.182~P.185
学健書院 2013年より

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